もう三月も下旬だというのに、天気予報では雪だるまマークが未だに鎮座している。
私はウィンタースポーツを全くしないため、冬は家にこもりがちである。出不精の私を外に連れ出すため、夫主導で毎年冬に「結婚◯周年記念旅行」を企画している。
2024年のテーマは「富士山を見る旅」
登山を嗜む(夫だけはガチ勢)私たちだが、富士山には登ったことがない。夫に言わせると「あんな景色の楽しめない山に登って何が楽しいの?」だそうだ。登山をしていると周りに話すと、決まって「富士山に登ったことはある?」と聞かれる。その回答として「登りたいんだけど登ったことないんですよねー」と返すのがそろそろ飽きてきた。「私ひとりだけでも登ったという既成事実は作れるのか?」の検証も兼ねて山梨県まで行ってきた。
さすがに山梨県は遠く、朝のラッシュを避けるため少し時間をずらして運転したものの、走行車両はやはり多い。山梨県に到着する前に「一人で富士登山に挑戦するならツアーだな…。でもあの大混雑のなか、他人のペースに合わせて登るの無理だな…。富士登山はやっぱやめだ!やめだ!」という結論に至った。
まだ富士山なんて見えていないのに、運転途中にそれっぽく見える山を「あれが富士山だよ」と嘘をついてくる夫。その嘘を危うく信じそうになる妻。そのうちホンモノの富士山が見えてきて、「やっぱりオーラが違う!」と感動。
まずは山中湖側で富士山を堪能することにした。富士山を見るために山に登るのだ。登るのは石割山(標高1412m)
いつも思うけど、登山道に存在する階段は、自分の歩幅に合ったり合わなかったりするから地味に好きじゃないなぁ。そんな地味にしんどい石段を登りきり、少し歩くと石割神社に到着。
山のピークにしか目がない私は、石の割れ目など気にもせず先に進もうとすると、「ここまで来たのに通らないの?」と慌てた夫に止められる。今になって石割神社に調べてみると、「御神体の大岩の割れ目を3回くぐると無病息災や開運のご利益があるパワースポット」らしい。残念ながら2回しかくぐっていない…(進行方向の矢印を見落としたため、逆方向と正しい方向の2回くぐった)正規の回数くぐっていないが、少しでも開運できていることを願う。
神社からは登山道らしい道へと変化する。20分ほど登るともう山頂に到着。
山中を歩きながら富士山を堪能したあとは外界から眺めることに。
忍野八海へ移動し、あまりの外国人の多さに肩身の狭い思いをしつつ観光する。
忍野八海観光はほどほどにして、河口湖方面へ移動。今回泊まるお宿:「湖楽おんやど富士吟景」に到着です。
お部屋からこんなに素敵な富士山が見られるなんて!感動しすぎて思わず、予約してくれた夫と握手した。
夕飯まで湖畔を散歩し、色の変化を思い思いに楽しむ。
宿の食事について。
夕食時には日が暮れてしまったので、富士山の影を眺めながら食べるスタイルです。向かい合って食べるよりも、お隣同士で食べるほうがおうちにいるときと同じでリラックスできるから好き。
宿に到着してから出立まで富士山三昧な旅でした。
旅はまだ続くのですが、長くなってきたのでこの辺で一旦お開きです。
このあとも続くか続かないかは私の気分次第。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます✨
(ちなみに2023年はvol.5の沼尻高原ロッジに行きました🛖
お時間ございましたらご覧ください)